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糖尿病の人はEDになりやすい?その原因とは

国民病といわれるほど、糖尿病の患者数は年々増加しています。
国民の10人に1人の割合で糖尿病の疑いがあるとされており、特に日本では男性の比率が多いことが特徴です。
糖尿病の症状として代表的なものは、食欲の異常な増進や急激な体重減少、体力の低下、のどの異常な渇きなどがあげられます。
合併症による心筋梗塞や網膜症の恐れもあり、歯周病や認知症との関係も取りざたされています。
糖尿病が原因とされている症状にEDがあることは、あまり知られておりません。
EDとは勃起機能低下のことで、実に成人男性の4人に1人がEDの傾向にあるといわれています。
EDの原因は様々ですが、加齢やストレスによるものという見解が広く知れわたっているため、積極的にクリニックを受診する患者はけっして多くありません。
しかし専門の医師によると、EDの原因として最も多いのが、糖尿病などの生活習慣病であることがわかっています。
糖尿病患者がEDになりやすい原因はいくつかあります。
正常な勃起のためには、脳や神経、血流などが連携し合い、問題なく機能する必要があります。
糖尿病の場合、脳で受けた性的興奮が陰茎に伝わるまでの神経回路に障害が生じやすくなります。
勃起に必要な平滑筋の活性が低下しやすくなることもあります。
また、全身の血管に動脈硬化が起きやすく、陰茎動脈や海綿体の毛細血管が硬化すると勃起機能不全につながります。
性器周辺に集まる血管はとても繊細で、動脈硬化による影響が非常に大きいということです。
以上のようなことから、糖尿病とEDの強い因果関係は明らかなのですが、非常にデリケートな問題であるゆえに、糖尿病患者が医師にEDの症状を報告しないケースもあります。
また、勃起不全の相談に専門のクリニックを受診しないことで、糖尿病の早期発見を遅らせることにもなっているのです。
EDを改善する治療は進んでおります。
糖尿病も予備軍といわれる段階から早期治療、生活改善を行うことが重要です。
自己判断せず医師に相談し、適切な診断と治療を進めることが大切なのです。

糖尿病の薬とED治療薬の併用は問題ない?

糖尿病の治療薬には、主に血糖値を下げる飲み薬が使用されます。この薬のことを「経口血糖降下薬」といいます。
経口血糖降下薬には様々な種類があり、患者や症状にあわせて、時にはいくつかの薬と組み合わせながら処方されます。
糖尿病は高血圧を合併している患者も多いのが特徴です。血糖値のコントロールに努めると同時に、血圧の改善が必要になります。
したがって、医師による適切な判断のもとで、高血圧を改善する薬(降圧薬)を併用している場合もあります。
ここで心配になってくるのが、EDの治療に着手する際に、糖尿病の薬とEDの治療薬が併用できるのかということです。
EDの治療には心理療法、ホルモン療法、手術や器具による治療など様々ありますが、近年よく利用されているのは投薬による治療方法です。
国内には認可されているEDの治療薬が3種類あります。勃起には、陰茎の血管拡張を引き起こす物質の働きが必要です。
勃起不全の場合、この物質の働きを弱める酵素が増えすぎてしまうことが原因のことが多く、その酵素の働きを阻害するためのものがED治療薬になります。
ED治療薬と併用が禁止されているものの筆頭が、ニトログリセリンなどの硝酸薬です。
狭心症など心臓に関する持病をもっている患者に処方されています。
治療薬によっては、不整脈、心不全、HIV患者に処方されている薬との飲み合わせも警告されています。
したがって、血糖値を下げる薬とED治療薬の併用は禁止はされておりません。
医師による適切な判断のもと処方された薬であれば、治療を併用して行うことができるのです。
ただし、ED治療薬には血圧を下げる作用があるため、血圧を下げる薬と併用することにより血圧が下がりすぎてしまう危険があります。
糖尿病の薬と併用して降圧薬を服用している場合は、特に注意が必要です。
糖尿病患者はそうではない男性に比べ、2~3倍の高頻度でEDを発症することが明らかになっています。
糖尿病の担当医、もしくはEDクリニックの専門医のどちらでもかまいません。まずは相談をすることが、自分の体を守る第一歩です。

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